「糸リフトに興味はあるけれど、種類が多すぎて違いがわからない…」そんなお悩みはありませんか?
糸リフトは素材や形状によって特徴が異なり、効果や持続期間もさまざまです。このコラムでは、代表的な糸の種類やメリット・デメリット、選び方のポイントをわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
糸リフトとは?

糸リフトは、美容医療のなかでも「切らないリフトアップ」として広く知られている施術です。専用の糸を皮下に挿入し、物理的にたるみを持ち上げることで、輪郭の印象を整える方法として活用されています。
ただし、効果や持続期間は使用する糸の種類や本数、施術を受ける方の肌状態によって異なります。
また、施術の適応やデザインは医師の判断が欠かせないため、カウンセリングで十分に相談することが大切です。
糸リフトの効果
糸リフトに期待される効果
- リフトアップ効果:糸の物理的な牽引によって、口元やフェイスラインのたるみを持ち上げるサポートが期待できます。
- コラーゲン生成の刺激:体内に吸収される糸を使用する場合、糸の刺激でコラーゲンの産生が促され、肌のハリ感がサポートされるといわれています。
- 輪郭の引き締め:糸の配置によってフェイスラインをシャープに見せる効果が期待されます。
こうした効果は「どの種類の糸を使用するか」「糸の本数」「施術デザイン」によって大きく異なります。
そのため、ご自身の希望に合った施術方法を見つけるためには、事前のカウンセリングが重要です。
他のリフトアップ施術との違い(ヒアルロン酸・HIFUとの比較)
糸リフトと似た目的で行われる施術には、ヒアルロン酸注入やHIFU(高密度焦点式超音波)があります。
それぞれの特徴を理解することで、自分に合った方法を検討しやすくなります。
ヒアルロン酸注入との違い
ヒアルロン酸注入は、ボリュームを補うことで輪郭を整える施術です。
一方で、糸リフトは物理的にたるみを持ち上げる点が特徴です。
ヒアルロン酸は比較的短時間で効果を実感しやすいですが、糸リフトは引き上げ+肌のハリ感サポートが期待できる場合があります。
HIFUとの違い
HIFUは、超音波の熱エネルギーで肌の深層に働きかけ、引き締めを目的とする施術です。
糸リフトは糸を直接入れて物理的にリフトアップするため、施術直後に効果を実感しやすいといわれます。
HIFUはゆるやかに効果を感じることが多く、糸リフトと組み合わせて行うケースもあります。
糸リフトの種類一覧
糸リフトは、使われる糸の素材や形状によって特徴が異なります。代表的な糸のタイプをご紹介します。
吸収される糸(溶ける糸)と吸収されない糸の違い
吸収される糸(溶ける糸)と吸収されない糸
吸収される糸(溶ける糸)
時間の経過とともに体内に吸収されていくタイプです。自然に分解されるため体内に異物が残らないことが特徴です。
吸収されない糸(非吸収性糸)
長期間体内に残るタイプで、効果の持続を重視する方に選ばれる場合があります。ただし抜去が難しいため、医師の慎重な判断が必要です。
代表的な糸の種類(PDO・PCL・PLA など)
PDO(ポリジオキサノン)
吸収が比較的早く、自然なリフトアップを希望する方に選ばれる場合があります。
PCL(ポリカプロラクトン)
吸収に時間がかかり、比較的長い持続が期待できるといわれる素材。
PLA(ポリ乳酸)
医療分野でも使用される素材で、コラーゲン生成を刺激する作用があるとされます。
棘付き(コグ付き)糸とスムース糸の違い
コグ付き糸
糸にトゲや返しがついており、皮下組織をしっかり引っかけて持ち上げやすいタイプ。リフトアップ効果を重視する際に用いられることがあります。
スムース糸
トゲがなく、主に肌のハリ感アップや質感の改善を目的に使われます。リフトアップよりも「肌の若々しさをサポートしたい」というニーズに合うタイプです。
ショートスレッド(ショッピングリフト)とは?
細い糸を多数入れることで、コラーゲン生成の刺激を目的とした施術です。
大きなリフトアップよりも「肌質を整えたい」「小顔効果を期待したい」といった方に選ばれることがあります。
シルエットソフトなど特殊な糸の特徴
コーン状の突起がついた特殊な糸で、しっかりと組織を支える設計になっています。
フェイスラインの引き上げを強めに行いたい場合に選択されることもあります。
糸リフトの種類まとめ表
| 糸の種類 | 特徴 | 効果の目安 | 向いている方 |
|---|---|---|---|
| PDO(ポリジオキサノン) | 吸収が早く、柔らかめ | 約6か月〜1年 | 初めて糸リフトを試したい方、自然な仕上がりを希望する方 |
| PCL(ポリカプロラクトン) | 吸収がゆっくりで持続力がある | 約1年半〜2年 | しっかり長持ちさせたい方、たるみが進んでいる方 |
| PLA(ポリ乳酸) | コラーゲン生成を促すといわれる | 約1〜2年 | ハリや弾力を重視したい方 |
| コグ付き糸 | トゲで組織を引き上げやすい | 1年以上 | フェイスラインをしっかりリフトしたい方 |
| スムース糸 | トゲなし、肌質改善が中心 | 半年〜1年 | 肌のハリ感を高めたい方 |
| ショートスレッド(ショッピングリフト) | 細い糸を多数挿入、肌質改善に寄与 | 数か月〜1年 | 小顔・美肌を目指したい方、軽度のたるみが気になる方 |
| シルエットソフト / テスリフトなど特殊糸 | コーン状や3D構造で支持力が高い | 1年〜2年程度 | 広範囲のリフトアップや小顔効果を求める方 |
糸リフトの種類ごとの効果・持続期間
糸リフトは種類ごとに特徴があり、「自然に仕上げたいのか」「長持ちすることを重視したいのか」「小顔や肌質改善を狙いたいのか」によって選び方が変わってきます。代表的な効果や持続期間の違いを整理します。
自然なリフトアップを求める場合
比較的やわらかい素材の糸や、吸収が早めのPDOなどは、仕上がりが自然になりやすいといわれています。
効果の持続は半年〜1年前後が目安となることが多く、初めて糸リフトを試してみたい方にも選ばれる傾向があります。
長期間効果を重視する場合
PCLやPLAといった吸収がゆっくり進む素材は、持続性が長いといわれ、1年半〜2年ほどの効果の持続が期待できます。
小顔・肌質改善を目的とする場合
ショートスレッド(ショッピングリフト)などの細い糸を多数入れる施術は、大きなリフトアップよりも「肌のハリ感アップ」「引き締まり感」といった変化を重視したい方に適しています。
効果の持続は数か月〜1年程度が目安とされます。
このように、糸リフトの種類ごとに効果や持続期間は異なります。大切なのは「自分が何を一番重視したいか」を明確にすることです。
糸リフトの種類ごとのメリット・デメリット
糸リフトは「切らない施術」として人気ですが、糸の種類や方法によって、それぞれ良い点と注意点があります。特徴を理解しておくことで、自分に合った方法を見つけやすくなります。
ダウンタイムの違い
吸収性の細い糸を用いる場合は、腫れや内出血などのダウンタイムが比較的少ないことが多いといわれています。
一方で、リフトアップ効果を重視した太めの糸やコグ付き糸では、数日〜1週間程度の腫れや違和感が出ることもあります。
生活や予定に合わせて「どの程度のダウンタイムを許容できるか」を考えておくと安心です。
費用感の違い
糸の種類や本数によって費用は大きく変わります。比較的短期間の効果を狙う施術は価格も抑えめですが、長期間の持続を重視する糸は費用が高めになる傾向があります。
「どれくらいの頻度でメンテナンスをしたいか」によっても、トータルコストが変わってきます。
初回のカウンセリングで費用感をしっかり確認しておくことが大切です。
リスク・副作用の有無
糸リフトは比較的安全性の高い施術とされていますが、まれに糸の露出や引きつれ感、左右差といったリスクが報告されています。
また、糸の種類や挿入部位によっては、腫れや違和感が長引くケースもあります。
信頼できるクリニックで、経験豊富な医師に施術を任せることが安心につながります。
糸リフトの種類の選び方
糸リフトにはたくさんの種類があり、それぞれに特徴があります。大切なのは「どの糸が自分に合っているか」を見極めることです。以下のポイントを参考にしながら、カウンセリングで相談してみましょう。
年齢・たるみの進行度で選ぶ
比較的若い世代や、たるみが軽度の方は、自然な仕上がりになりやすいPDOなどの短期的な糸が選ばれることがあります。
逆に、たるみが進んできた方やしっかりとしたリフトアップを希望する方には、持続力があるPCLやPLAなどの糸が用いられるケースもあります。
そのため、年齢や肌の状態に応じた選択が重要です。
希望する仕上がりで選ぶ
「肌のハリ感を高めたい」「小顔効果を重視したい」といった希望がある場合は、ショートスレッドなど多数の糸を入れる方法が適していることもあります。
一方で「輪郭をしっかり引き上げたい」という方は、コグ付き糸を用いたリフトが向いている場合があります。
仕上がりのイメージを具体的に伝えることで、より自分に合った提案を受けやすくなります。
医師のカウンセリングで適切な糸を決める重要性
糸リフトは見た目の変化だけでなく、使用する糸の種類や本数によって負担や効果も変わってきます。
自分だけで判断するのではなく、経験豊富な医師と相談しながら選ぶことで、納得感のある施術につながります。
「どの糸を選べばよいかわからない」と迷ったときこそ、専門医の診察を受けることが安心です。
糸リフトに関するよくある質問(FAQ)
糸リフトを検討している方からは、種類や持続性、安全性についてのご質問をいただくことが多いです。代表的な疑問にお答えします。
何種類の糸を組み合わせることができる?
糸リフトでは、素材や形状の異なる糸を組み合わせることで、それぞれの特徴を活かす施術が行われることがあります。
例えば、「引き上げ効果の強いコグ付き糸」と「肌のハリをサポートするショートスレッド」を併用するケースです。
ただし組み合わせ方や適切な本数は、肌の状態や希望によって大きく異なるため、医師の判断が欠かせません。
効果はどのくらい持続する?
糸リフトの効果の持続期間は、大体半年〜2年前後と幅があります。どのくらい続くかは使用する糸の種類や本数、さらに肌質や生活習慣によっても変わってきます。
「必ずこの期間もつ」と断定できるものではありませんが、目安としてこのくらいを想定しておくと安心です。
失敗しないために注意すべきことは?
糸リフトは医師の技術力や経験によって仕上がりが大きく左右される施術です。
よくある失敗例としては、糸の露出や左右差、違和感などが起こる可能性もあります。
クリニック選びの際は「糸の種類」「症例数」「アフターケア体制」などを確認し、十分にカウンセリングを受けることが失敗を防ぐポイントです。
銀座美容クリニック京都院での糸リフト

「切らずに、自然に引き上げたい」そんな願いに応えられる糸リフト。
当院では、たるみ改善・小顔化・肌質の底上げなど、さまざまなお悩みに対応する糸リフトを丁寧にご案内しています。
当院で取り扱う糸の種類
銀座美容クリニック京都院では、以下のような糸を取り扱っており、お一人ずつの状態に応じて最適なタイプをご提案しています。
- マイルドリフト
柔らかさを生かした引き上げ力が特長で、自然な仕上がりを希望される方におすすめの糸です。 - ストロングリフト
引き上げ力と安定感のバランスが取れたタイプで、「たるみが気になり始めた」「もう少ししっかり持ち上げたい」と感じる方に適しています。 - プレミアムリフト
注目素材「PDLLA(ポリD,L-乳酸)」を用いた次世代型の糸で、柔軟性と強度を両立。たるみが進行している方でも自然さを重視した仕上がりを目指せます。 - テスリフト
コグ付きの糸に加え、3Dメッシュ構造を備えたタイプ。広範囲に安定した支持力を持ち、引き締め・小顔効果も期待されやすい設計です。
いずれも体内でゆっくりと吸収される“溶ける糸”を採用しており、挿入後は徐々に分解・吸収されていきます。その間、周囲の組織への刺激によってコラーゲン生成が促され、肌のハリ感アップも期待される仕組みです。
当院での施術の特徴・効果
銀座美容クリニック京都院では、以下のような点を大切にしております。
- たるみ改善と予防をサポート
糸を通す際の“わずかな傷”を修復する過程で、組織が収縮し、タイトニング効果が得られることがあります。これにより新たなたるみの予防にもつながる可能性があります。 - ハリ・ツヤアップ効果
挿入された糸の刺激でコラーゲンやエラスチンの生成が促され、時間を経て肌の内側からふっくらした印象を支えるサポートに。 - 輪郭が整い、小顔印象に
たるんだフェイスラインを糸で引き上げることで、フェイスのもたつきが軽減され、すっきりとした印象を引き出す効果が期待されます。特にテスリフトでは、脂肪の萎縮を促す性質が併せて働くこともあるといわれています。 - 切らない施術で比較的ダウンタイムが少ない
メスを使わずに糸を挿入するため、傷が小さく、施術後の回復が比較的スムーズなことが多いです。日常生活への影響も少ないよう設計されています。
カウンセリング予約のご案内
糸リフトに興味をお持ちいただいた方は、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。
「どの糸が向いているか」「リスクや費用感」「ダウンタイム」など、気になることを丁寧にお伝えいたします。


