アキュテイン(イソトレチノイン)でニキビは治る?効果や注意事項を解説

なかなか治らない頑固なニキビ。スキンケアや食生活を見直しても改善されず困っているという方も多いのではないでしょうか。

アキュテイン(イソトレチノイン)は、特にニキビの症状が重い方に高い効果が期待できる内服薬です。

一方で効果が高い分、使うのが怖い、どのような薬かよく分からないといった声もあります。

そこで今回はアキュテイン(イソトレチノイン)の効果や、どんな方に適しているかに加え、気になる副作用や注意することを詳しく解説します。

頑固なニキビに悩んでいる方や、これまでのニキビ治療で効果が見られなかったという方はぜひ参考にしてください。

アキュティン(イソトレチノイン)料金表

容量価格
アキュテイン
20mg15,000円(税込)

目安は5-6ヶ月が1クール、1クールを終えると約1年間効果の持続が見込まれます。

そもそもアキュテイン(イソトレチノイン)とは?どんな人に適応?

まずはそもそもアキュテイン(イソトレチノイン)とはどのような薬なのかについて紹介します。

また、数あるニキビ治療薬の中でも、アキュテイン(イソトレチノイン)が適応となる方の特徴についても解説していきます。

アキュテイン(イソトレチノイン)とは  

アキュテイン(イソトレチノイン)とは、ビタミンA誘導体の経口薬の商品名です。成分名はイソトレチノインと呼ばれ、こちらの名前のほうが馴染みがある方もいるかもしれません。

アキュテイン(イソトレチノイン)はニキビの原因となるアクネ菌を殺菌し、さらに過剰な皮脂の分泌を抑制することで、重症化したニキビの悪化を防ぎ、新しいニキビをできにくくします。

現在、日本ではアキュテイン(イソトレチノイン)は保険適用となっていないため、処方を受けるためには自費診療となります。

アキュテイン(イソトレチノイン)が適応の人

アキュテイン(イソトレチノイン)はニキビが中等症~重症の場合に用いられることが多い薬です。

その理由は、アキュテイン(イソトレチノイン)はニキビ治療薬の中でも特に皮脂分泌抑制作用や抗炎症作用が高い一方で、副作用や注意点が比較的多いためです。

アキュテイン(イソトレチノイン)の処方を希望する方は、まずはクリニックの医師に相談してみましょう。

アキュテイン(イソトレチノイン)の効果は?

続いて、アキュテイン(イソトレチノイン)は具体的にどのような効果があるのかについて詳しく解説していきます。

ニキビの悪化を防ぐ

アキュテイン(イソトレチノイン)の第一の効果は既存のニキビの悪化を防ぎ、症状を改善させることです。

アキュテイン(イソトレチノイン)には主にニキビの原因となるアクネ菌の殺菌作用と過剰な皮脂の分泌の抑制作用があります。

アクネ菌は皮脂をエサとして増殖していきますが、皮脂分泌を抑制することでニキビの悪化を防止します。

これらの作用によって、今あるニキビの悪化を防ぎ、さらに再発を予防します。

ニキビができにくい肌質にする

アキュテイン(イソトレチノイン)は今あるニキビの悪化防止や改善だけでなく、そもそもニキビができにくい肌質にする働きがあります。

その理由はアキュテイン(イソトレチノイン)を服用すると過剰な皮脂の分泌が抑制されるだけでなく、皮脂を作る皮脂腺が小さくなるためです。

さらにアキュテイン(イソトレチノイン)は比較的長期間服用することが多いため、人によってはアキュテイン(イソトレチノイン)の服用中だけでなく、服用をやめてもニキビができにくい肌質が続く場合もあります。

アキュテイン(イソトレチノイン)の症例

ニキビができなくなったら、ポテンツァなどを併用するとニキビ跡ももっと良くすることができます!

アキュテイン(イソトレチノイン)の治療方法

ここからはアキュテイン(イソトレチノイン)の治療を始めたい方に向けて、具体的な治療方法を紹介します。飲み方や治療期間を知りたい方はチェックしてみてください。

アキュテイン(イソトレチノイン)の飲み方

アキュテイン(イソトレチノイン)は20mg錠を1日1回飲むことからスタートします。1日1錠の服用を続けて、ニキビの改善状況を見ながら、適宜量を増やしたり減らしたりしていきます。

特に男性などで体格が大きい方は40mgに増やしたり、、副作用の乾燥が気になる方は20mg錠を1日1回ではなく2日に1回に減らしたりすることもあります。

アキュテイン(イソトレチノイン)の成分であるビタミンA誘導体は水よりも脂肪に溶けやすい性質があるため、食後に服用することが推奨されています。

アキュテイン(イソトレチノイン)の治療期間

アキュテイン(イソトレチノイン)の平均の服用期間は約6ヶ月ですが、短い方で4ヶ月、長い方で12ヶ月と個人差があります。

アキュテイン(イソトレチノイン)はニキビがなくなったらすぐに服用をやめるのではなく、2ヶ月程度服用を続けることで、服用をやめてもニキビができにくい期間が長期間続く場合が多いです。

引用:池袋駅前のだ皮膚科

アキュテイン(イソトレチノイン)の副作用や注意事項

アキュティン(イソトレチノイン)のリスク等についてはこちら(アキュテイン(ACCUTANE)(わが国で未承認の難治性ニキビ治療薬)に関する注意喚起について:厚生労働省)

治りにくい重症化したニキビにも高い効果を発揮するアキュテイン(イソトレチノイン)ですが、効果が高い分、副作用や注意事項があるのも特徴です。

ここからはアキュテイン(イソトレチノイン)の注意事項を紹介していきます。重要なポイントですので、しっかりと確認しておきましょう。

肌や唇の乾燥が気になる場合がある

アキュテイン(イソトレチノイン)で特に多い副作用として、肌や唇の乾燥が気になることが挙げられます。

症状が出た場合はワセリンや刺激の少ないローションで対処しますが、どうしても酷い場合は服用量を減らすなど、医師に相談しましょう。

併用できない薬がある

アキュテイン(イソトレチノイン)には併用できない薬があることに注意が必要です。

ビブラマイシン、ミノマイシンなどのテトラサイクリン系と呼ばれる感染症を防ぐ抗生剤を服用している期間はアキュテイン(イソトレチノイン)を飲むことができません。

服用中は避妊が必要

女性はアキュテイン(イソトレチノイン)の服用中と服用後1ヶ月間は妊娠を避けなければならないため、避妊が必要です。

その理由はアキュテイン(イソトレチノイン)の服用中に妊娠した場合、胎児に奇形が生じるリスクがあるためです。

アキュテイン(イソトレチノイン)でニキビの悩みから解放されよう

アキュテイン(イソトレチノイン)はビタミンA誘導体を主成分としたニキビ治療薬で、アクネ菌の殺菌作用や皮脂分泌抑制作用があり、重症化したニキビも改善させます。

さらに、皮脂を作る皮脂腺を小さくしニキビができにくい肌質にする効果もあり、これまでスキンケアや食生活を見直しても効果が見られなかった方に試していただきたい薬です。

ただし、高い効果を得られる分、副作用や注意することもありますので、必ず医師の診察を受けた上で納得してから治療を始めるようにしましょう。

当院でもアキュテイン(イソトレチノイン)によるニキビ治療のご相談を承っております。一度でも当院に来院されたことのある方はLINEからご連絡ください。

TOP