糸リフトの施術のやり方は?わかりやすい方法6ステップや4つの効果を紹介

糸リフトの施術のやり方は?わかりやすい方法6ステップや4つの効果を紹介

「糸リフトのはどういうやり方で糸を入れるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、糸リフトの基本的な施術ステップから、使用される糸の種類、術後の注意点まで詳しく解説します。ご自身に合った施術を検討するための参考として、ぜひ最後までご覧ください。

目次

糸リフトとは

糸リフトとは、皮膚の下に特殊な糸を挿入して、フェイスラインや頬のたるみを引き上げる美容施術ですメスを使わずにリフトアップを図れるため、外科手術に抵抗がある方でも取り入れやすいのが特徴です。

糸には小さなトゲ(コグ)がついており、それが皮膚の下で引っかかることで、物理的にたるみを引き上げる構造です。さらに、挿入された糸が刺激となってコラーゲン生成を促すため、肌のハリ改善や毛穴引き締めといった効果も期待できます。

糸リフトの施術のやり方

糸リフトの施術のやり方

糸リフトの施術は、いくつかのステップを段階的に進めて行います。どの工程も肌への負担を最小限にしながら、安全性と仕上がりの美しさを両立させることを重視しています。ここでは、施術の流れをステップごとに詳しく紹介していきます。

Step1:医師の診察とカウンセリング

施術の第一段階では、医師による診察とカウンセリングが行われますここでは患者の悩みや希望するリフトアップの部位、仕上がりのイメージなどを詳細にヒアリングします。

同時に、肌質やたるみの程度、表情筋の動きなどもチェックされ、糸の本数や挿入箇所が決定されます。また、糸の種類や材質、リスクや効果持続期間などについても丁寧に説明が行われます。この段階で、施術に対する不安や疑問を解消しておくことが重要です。

Step2:洗顔

カウンセリングが終了すると、施術前にメイクや皮脂、汚れをしっかり落とすための洗顔が行われます。この工程は、施術部位を清潔に保ち、感染リスクを抑えるために欠かせません。施術当日はメイクをせずに来院することが推奨されます。

Step3:糸の挿入位置をマーキング

洗顔が終わったら、糸を挿入するポイントをマーキングしていきますこの工程では、フェイスラインや頬のたるみ具合、骨格に合わせてリフトアップのラインが設計されます。

医師が鏡で患者の表情を確認しながら、左右のバランスを見て糸の通り道を丁寧に描いていきます。使用する糸の本数や位置によって、仕上がりの自然さや持続力が変わるため、緻密なプランニングが求められます。

Step4:局所麻酔の実施

糸リフトでは、局所麻酔を用いて痛みを軽減します施術範囲に応じて、数カ所に分けて麻酔を注射していくのが一般的です。注射に不安を感じる方もいますが、施術中にリラックスできるよう配慮がなされていることが多いです。

Step5:カニューレや針で糸を挿入・固定

麻酔が効いたら、カニューレまたは特殊な針を使用して糸を皮下に挿入していきます皮膚表面に小さな穴を開け、マーキングされたラインに沿って丁寧に通していくのが特徴です。

このとき、コグ付きの糸が皮膚内に引っかかるように設置され、たるみを内側から引き上げる仕組みとなります。挿入本数や部位により施術時間は異なりますが、30分程度で完了するケースが多いです。

Step6:余分な糸をカットして仕上げ

糸の挿入が完了した後は、皮膚の外に出ている糸の余分な部分をカットして施術を仕上げます。最終的に傷口を保護するためにテープやガーゼが貼られることが多く、当日は強いマッサージや洗顔は避ける必要があります。この仕上げまで丁寧に行うことで、糸リフトの効果を最大限に発揮することができます。

使用される糸の種類と特徴

糸リフトにはさまざまな種類の糸が使われており、悩みの程度や仕上がりの希望に合わせて選択されます。糸の素材・太さ・構造により、引き上げの強さや持続期間が異なるため、事前に違いを理解しておくことが重要です。ここでは、代表的な4種類の糸の特徴と適したケースについて解説します。

マイルドリフト:自然な仕上がりが良い方

マイルドリフトは、細めの糸を使用し、顔全体をやさしく引き上げるタイプの糸リフトです。自然な表情を保ちながら、軽いたるみやハリ不足にアプローチしたい方に適しています。

コグ(返し)が控えめな形状になっているため、引きつり感や違和感が出にくいのが特徴です。 フェイスラインの緩みが気になり始めた段階や、予防的にリフトアップを行いたい場合におすすめです。施術後の変化をさりげなく実感したい方に向いています。

ストロングリフト:たるみが気になり始めた方

ストロングリフトは、しっかりとした太さの糸を使用して、初期のたるみに対して確実なリフトアップを狙える施術です。マイルドリフトよりも引き上げ力が高く、頬や口元のたるみが気になってきた方に適しています。

コグの数が多く、皮膚内部で強く引っかかる設計になっているため、糸の固定力が高く、持続力も向上します。顔全体にハリを出したい方や、フェイスラインの輪郭を整えたい方にも有効です。

強すぎないリフトアップ感が得られるため、日常生活への影響を抑えながら改善を目指したい方に向いています。年齢による軽度なたるみ対策として利用されることが多い糸です。

プレミアムリフト:たるみの進行した方

プレミアムリフトは、たるみが進行している方を対象とした強力なリフトアップ効果を持つ糸を使用する施術です。使用する糸は太く、コグも深いため、皮膚をしっかりと支えて高い引き上げ力を発揮します。

頬全体やあご下の大きなたるみ、輪郭の崩れが気になっている方に選ばれることが多いです。糸の挿入本数も多くなる傾向があり、より精密なデザインと高い技術力が求められます。肌に与える刺激も大きいため、コラーゲン生成による弾力アップやハリ改善も期待できます。
明確な変化を望む方や、リフトアップ効果を長く保ちたい方に適した選択肢です。

テスリフト:たるみをしっかり引き上げたい方

テスリフトは、糸にトゲと3Dメッシュ構造が組み合わさっており、引き上げとボリューム形成の両方を実現できるのが特徴です

頬の深いたるみや、フェイスライン全体のリフトアップに強くアプローチでき、変化をはっきり感じたい方に適しています。また、糸自体が溶けた後もコラーゲンの生成が促され、長期的にハリのある肌が持続しやすい点も魅力です。

通常の糸よりも固定力と安定性が高いため、強めのリフトを求める方や、より本格的な若返り効果を期待する方に支持されています。

糸リフトで得られる主な美容効果4選

糸リフトで得られる主な美容効果4選

糸リフトは、単にたるみを引き上げるだけではなく、肌全体の印象を若々しく整えるさまざまな効果があります。見た目の変化にとどまらず、肌の内側にも働きかけることで、美容面で多角的なメリットが得られるのが特徴です。ここでは、糸リフトで得られる代表的な美容効果を4つに絞って紹介します。

1.フェイスラインの引き上げとたるみ改善

糸リフト最大の効果は、たるんだフェイスラインを物理的に引き上げて整えることです。加齢とともに輪郭がぼやけてくると、顔全体の印象が老けて見えやすくなります。

特殊な構造を持つ糸を皮膚の下に挿入し、下がった組織を支えることで、輪郭をすっきりと引き締めることができます。これにより、頬のたるみや口元のもたつきが改善され、若々しい表情へと近づく変化が期待されます。

特に、あご下やマリオネットラインのゆるみが気になる方にとっては、高い満足度を得やすい施術といえます。

2.肌のハリ感・弾力アップ

糸リフトで挿入された糸は、ただ引き上げるだけでなく、肌の内部に微細な刺激を与えます。この刺激によって線維芽細胞(皮膚の真皮層に存在する細胞)が活性化され、コラーゲンやエラスチンの生成が促される仕組みです。

その結果、肌の内側から弾力が高まり、施術前に比べてハリ感のある質感へと変化します。たるみだけでなく、肌全体のしぼみや乾燥による小じわも目立ちにくくなるのが特徴です。

内側から肌の土台が整うことで、メイクのノリも良くなり、若々しい印象を与えやすくなります。表面的な効果だけでなく、肌質改善にもつながる点が魅力です。

3.小顔効果や顔痩せ感の演出

糸リフトでは、たるみを上に持ち上げて固定することで、余分に垂れ下がった皮膚をすっきりとさせることが可能です。その結果、顔全体のボリュームが引き締まり、シャープな印象に変化します。

特に、頬やフェイスラインに丸みが出やすい方にとっては、顔の面積が小さく見える効果が得られます。脂肪吸引や注射に頼らず、自然なフェイスラインの変化を感じられる点も支持されています。顔全体のバランスを整えたい方にとって、有効な選択肢となります。

4.将来のたるみ予防にもつながる

糸リフトは現在のたるみを改善するだけでなく、将来的なたるみの進行を緩やかにする効果も期待されています。これは、皮膚内部に挿入された糸が支えとなり、重力による下垂を抑える役割を果たすためです。

また、施術によって活性化されたコラーゲンの生成が長期間にわたって肌の弾力を維持しやすくします。こうした作用が複合的に働くことで、年齢を重ねたときの輪郭の崩れをある程度予防できるとされています。

早めのメンテナンスとして取り入れる方も多く、美容医療のなかでも「攻め」と「守り」を両立できる手法として評価されています。

糸リフトを行った後の3つの注意点

糸リフトを行った後の3つの注意点

糸リフトは比較的ダウンタイムが少ない施術ですが、施術後の過ごし方によって仕上がりや持続期間に大きな差が出ます。特に、糸が安定するまでの数日から1週間は、生活習慣に注意を払うことが求められます。

不用意な動作や食生活、睡眠姿勢などに気を配ることで、腫れや痛みを抑え、より自然な仕上がりを得ることが可能です。ここでは、施術後に気を付けるべき代表的な3つのポイントを紹介します。

1.顔への刺激は避ける

施術後は、挿入した糸が皮膚内部で安定するまでの間、顔への強い刺激を避けることが重要です。マッサージや強い洗顔、フェイスラインへの圧迫などは糸の位置ズレを招くリスクがあります。

また、メイク時に肌を引っ張るような動きもできるだけ控えるようにしましょう。クレンジングの際も、やさしく撫でるように落とすことを心がけると安全です。

数日は特に敏感な状態が続くため、スキンケア用品も刺激の少ないものを選ぶと安心です。腫れや内出血の回復を早めるためにも、施術部位はできるだけ触らないことが理想です。

2.硬い食べ物は食べない

施術後の数日間は、硬い食べ物を避けてやわらかい食事を心がけましょう。これは、咀嚼時に表情筋が大きく動くことで糸に過剰なテンションがかかり、痛みや糸のズレを引き起こす可能性があるためです。食生活の工夫によって、ダウンタイムをより快適に過ごすことができます。

3.うつ伏せ寝・大きな口の開閉はしない

術後に避けたい行動のひとつが「うつ伏せ寝」です。顔に長時間圧がかかると、糸がずれて仕上がりに左右差が出たり、皮膚が不自然に引っ張られたりする可能性があります。

また、大きな口の開閉も、糸が皮下で引っかかっている状態を不安定にする要因となります。大笑いしたり、無理に大きく口を開ける動作は、施術直後には特に注意が必要です。

就寝時は仰向けを保つように意識し、枕の高さにも気を配ると良いでしょう。これらの配慮が、自然な仕上がりと効果の長持ちにつながります。

糸リフトが向いている人・向いていない人

糸リフトは比較的手軽にリフトアップを図れる美容施術ですが、すべての人に適しているわけではありません。肌質やたるみの程度、年齢、期待する効果などによって、向き不向きが分かれます。

ここでは、糸リフトに適している人と、注意が必要な人の特徴をそれぞれ紹介します。施術を検討する前に、自分の状態がどちらに近いかを確認しておきましょう。

向いている人

糸リフトが向いているのは、たるみが気になり始めた30代〜50代の方が中心です。特に、フェイスラインのもたつきや、口元・頬の軽度の下垂が気になる場合に適しています。

また、「大がかりな手術は避けたいが、見た目を改善したい」という希望を持つ方にも取り入れやすい施術です。肌質が比較的しっかりしていて、極端に薄くない方のほうが、糸の固定力を十分に活かせる傾向があります。

リフトアップ効果だけでなく、コラーゲン生成による肌のハリ感アップも得られるため、美肌を目指す方にも向いています。さらに、将来のたるみ予防を意識している方にとっても、有効なメンテナンス手段といえるでしょう。

向いていない人

一方で、糸リフトが適していないケースもあります。まず、重度なたるみが進行している方には、糸のリフト力では改善が難しく、フェイスリフトなどの外科手術が検討されることがあります

また、皮膚が薄く弾力が少ない方や、過去に他のリフトアップ施術を繰り返している方は、糸の引っかかりが弱く、効果が出にくい可能性があります。

出血傾向がある方や、金属アレルギー、自己免疫疾患を抱えている方も、安全面から施術を避けるべきとされています。ほかにも、妊娠中や授乳中の方、医師から他の治療を優先すべきと判断された場合も、タイミングを見直す必要があります。

期待する仕上がりと施術内容のバランスが取れているかどうか、医師とよく相談したうえで判断することが大切です。

糸リフトを行う際のクリニック選びのポイント

糸リフトの仕上がりは、医師の技術力やクリニックの方針によって大きく左右されます。同じ施術名であっても、選ぶ場所によって満足度や持続期間に差が出ることは珍しくありません。

施術を検討する際には、費用や立地だけで決めるのではなく、医師の経験・扱う技法・アフターケア体制などにも注目しましょう。ここでは、後悔しないクリニック選びのために押さえておきたい3つのポイントを解説します。

症例数と実績が豊富な医師を選ぶ

糸リフトは繊細な技術が求められるため、施術を担当する医師の経験値は非常に重要です
症例数が多い医師は、さまざまな顔立ちやたるみの状態に対応してきた実績があるため、個々の状態に応じた適切な処置が期待できます。

また、公式サイトやSNSなどで過去の症例写真を確認できるクリニックであれば、仕上がりのイメージがつかみやすくなります。カウンセリング時に実績について質問し、具体的な対応事例を教えてくれる医師は信頼性が高い傾向にあります。技術力に加えて、患者とのコミュニケーションが丁寧であることも大切な判断材料です。

糸の種類や技法を複数取り扱っているか

クリニックによっては、限られた種類の糸しか用意していないケースもあります。しかし、顔の形やたるみの部位・程度は一人ひとり異なるため、複数の糸や技法を扱っているクリニックのほうが選択肢の幅が広がります。

例えば、マイルドな引き上げを得意とする糸、強力なリフト力を持つ糸、ボリューム補正に適した糸など、それぞれに役割があります。医師が状態に応じて糸を組み合わせてくれるクリニックであれば、より高い効果が期待できます。施術の自由度と安全性を両立するためにも、取り扱い技術が多いかどうかを確認しておきましょう。

カウンセリングが丁寧でアフターケアが万全か

糸リフトは体内に異物を挿入する施術であるため、事前の説明や術後のフォローが重要です。カウンセリングで不安や疑問に丁寧に答えてくれるかどうかは、クリニックの信頼度を測る大きな指標となります。

また、ダウンタイム中の対応や万が一のトラブル時にどのようなサポート体制があるかも確認しておきたいポイントです。施術をして終わりではなく、その後も安心して任せられる環境が整っているかを見極めましょう。

口コミやレビューでアフターケアに関する評価を確認するのもひとつの方法です。長期的に肌と向き合っていけるクリニックを選ぶことが、満足度につながります。

まとめ

糸リフトは、たるみの改善や肌のハリ感アップを目指す方にとって、有力な選択肢となる美容施術です。使用する糸の種類や技法、施術後の過ごし方によって、効果の出方や持続期間は変わってきます。

ご自身の肌状態やお悩みに合ったプランを見極めるには、信頼できる医師とのカウンセリングが重要です。また、症例数やアフターケア体制なども、クリニック選びの際にしっかり確認しておきましょう。

糸リフトに加え、水光注射やポテンツァなどの美肌施術を検討している方は、銀座美容クリニック京都院のLINEよりお気軽にご相談ください。お悩みやご希望に応じて、専門スタッフが最適な施術プランをご提案させていただきます。

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