ほくろの種類と治療方法を解説!危ないほくろを除去するためには

「ほくろの種類を知りたい」
「自分のほくろが危ないほくろでないかどうか確認したい」
このように考えている人は大勢います。

そこでこの記事では、ほくろの種類と治療方法と、危ないほくろの種類や見分け方などについて解説します。この記事を読むと、ほくろやほくろに似た病変の種類、対処法が把握可能です。

目だって気になるほくろや、ほくろに似た病変を除去したい場合には、クリニックに相談して診断してもらいましょう。

目次

ほくろの5つの種類

ほくろの5つの種類

ほくろの種類は大きく分けて5種類に分けられます。以下では、それぞれの種類について特徴や気をつけるべき点などを解説しますから、自分の気になるほくろがどれに分類されるのか参考にしてください。

1.先天性母斑

ほくろの種類は、生まれたときから存在している先天性のものと、生まれた後に発生する後天性のものに二分されます。先天性母斑は、生まれつきあるほくろのことで、出生時に病院が確認します。毛が生えている場合が多く、盛り上がることも多いです。サイズはさまざまで、数ミリから非常に大きなものまであります。

直径20cmを超えるような大きな先天性母斑は、悪性腫瘍のメラノーマになるリスクが高く、経過観察を慎重に行う必要があります。巨大な先天性母斑は、可能であれば切除しておいた方が病変のリスクが少なくなります。自分の皮膚を培養したものなどを用いて、移植手術で治療できるため、クリニックに相談してみてください。

2.スピッツ母斑

スピッツ母斑(Spitz母斑)とは、乳幼児〜学童児の若い人によくできる赤色・ピンク色や黒色のほくろのことです。全身どこにでも発生しますが、特に顔や脚にできやすい傾向です。急激にサイズが大きく発達することがあり、数か月のうちに5mm~1cmにまで膨らむ場合もあります。さらに表面がドームのように膨らむことがある場合もあります。

そのため、悪性腫瘍であるメラノーマとの判別が難しく、医師に診てもらわなければいけません。クリニックによっては組織をメスで切取り、病理検査を行って、悪性のものでないかどうかを確認することがあります。悪性のものでなくても目立つことが多いため、ほくろ切除施術を受ける人も多いです。

3.ミーシャ―母斑

ミーシャ―母斑(Miescher母斑)とは、顔などにできるドーム状に盛り上がっているほくろのことです。発生する部位は、顔や頭、首などが多く目立つため、切除を希望する人も少なくありません。

色は黒・茶色で、部位から毛が生えている場合もあります。幼児期から発生しはじめ、最初は青黒いですが年齢が進むと肌色に近くなってきます。ほくろの種類の中では、悪性化する危険は低い部類ですが、切除手術で消すことは可能です。徐々に膨らむことがあるため、心配な人はクリニックで医師に診てもらいましょう。

4.ウンナ母斑

ウンナ母斑(Unna母斑)とは、直径1cmほどの黒色・茶色の柔らかいほくろのことです。一般的なほくろよりも柔らかいことが多く、ぷよぷよした感触があります。発生する部位は体幹や胸、お腹、背中などです。

老化とともに目立つようになることがあるため、気になって切除を希望する人も多いです。悪性化するリスクはほとんどありませんが、急激に大きくなったり形が変わったりした場合にはクリニックで見てもらいましょう。

5.クラーク母斑

クラーク母斑(Clark母斑)とは、身体や手・脚に発生する黒色・茶色のほくろのことです。異型母斑と呼ばれることもあって、一般的な種類のほくろと異なり形が不規則で整っていません。また、中央の色がやや濃くて、端にいくほど薄くなって、輪郭・境界がぼんやりしているのが特徴です。大きさは、1㎝以下である場合が多いです。

悪性腫瘍のメラノーマに変化するリスクがあるため、形が変わったり、色ムラがあったり、輪郭がはっきりしないほくろを見つけたら、できるだけ早めにクリニックを受診しましょう。特に、急に成長したり、色が濃くなったり、出血・かゆみがある場合には、病院で検査してもらう必要があります。

ほくろに似ている6つの病変・疾患の種類

ほくろに似ている6つの病変・疾患の種類

ほくろの大半は良性の腫瘍ですが、中には一見ほくろに似ているものの、悪性の病変・疾患である場合があるため注意が必要です。特に皮膚がんの一種のメラノーマや基底細胞がん・有棘細胞がんなどは、できるだけ早い発見と適切な治療が必要です。以下、ほくろと勘違いしやすい6つの病変・疾患について解説します。

1.メラノーマ(悪性黒色腫)

最も気をつけるべきほくろのような病変は、メラノーマ(悪性黒色腫)です。皮膚がんの一種で、早期であっても身体の他の部位に移転しやすく命の危機もある病気です。メラニンを作る色素細胞であるメラノサイトが、皮膚がんになって生じます。メラノーマの危険性は、国立がん研究センターもウェブサイトで詳しく説明しています。

できたばかりのほくろや、拡大しやすいスピッツ母斑などと似ていて、鑑別・判別が難しいため、怪しいほくろがある場合には早くクリニックで診てもらうことが大切です。進行すると、できた部位が壊死したり腫瘍になって悪臭がしたりする場合があります。

2.脂漏性角化症

脂漏性角化症とは、加齢に伴い発生する良性皮膚腫瘍で老人性のイボの一種です。皮膚が隆起するだけで、かゆみ・痛みなどの症状はありません。悪化して皮膚がんになることはないため安心ですが、自然に治ることはなく見た目が気になるからと切除する人も多いです。

色は黒色・茶色で一見するとほくろによく似ています。ほくろとの違いは、膨らんでいる点と表面がザラザラしている点です。もしも急激に大きくなった場合などは、念のためクリニックで診察してもらいましょう。

3.基底細胞がん

基底細胞がんは、高齢者に発症することが多い悪性腫瘍・皮膚がんです。初期段階では黒色をしていて、ほくろと良く似ています。ほくろとの違いは、表面がつやつやしており、真ん中が陥没していることです。また、患部から出血しやすいのも特徴です。

メラノーマと違って進行は遅く、転移することは稀です。しかし、放置すると発生した場所に留まって奥に進行し、骨・筋肉などを破壊してしまうため、可能な限り早く発見して切除する必要があります。

4.神経線維腫

神経線維腫は、神経細胞が異常に増殖して発生する良性の腫瘍です。全身に多発的にできる場合には、「神経線維症(レックリングハウゼン病)」と呼ばれます。膨らんだほくろと似ていて、皮膚からもりあがった柔らかいしこりの形状をしています。

少し赤い色をしているケースがありますが、茶色の場合もあり、ほくろと混同してしまいやすいです。基本的には良性腫瘍のため治療の必要はありませんが、多数発生する神経線維症の場合には皮膚科での受診が必要です。

5.有棘細胞がん

有棘細胞がんとは、皮膚表面にある細胞ががんに変異して発生する悪性の腫瘍・皮膚がんです。紫外線を浴びることが原因でできるため、顔・首・手の甲など、衣服で隠れていない部位に生じることが多いです。

メラノーマほど早くはありませんが、有棘細胞がんも転移を起こしやすい病気です。そのため、できるだけ早い発見が必要ですが、初期はほくろ・イボなどと混同されがちです。ほくろと違い、炎症・潰瘍などの症状があるため、ほくろのようなものが腫れたり膿んだりしたらクリニックに診てもらうようにしましょう。

6.乳房外パジェット病

乳房外パジェット病は、皮膚がんの一種で特定の部位(デリケートゾーン)に発生する疾患です。具体的には、脇の下・陰部・肛門周辺の3か所に発生します。転移することは少ないですが、1か所にできると他の部位にも発生することが多いです。

湿疹に似ていますが、初期症状はほくろと似ている場合があります。陰部・肛門周辺などにできた湿疹が、ステロイド剤を用いても治らない場合、乳房外パジェット病の可能性があるため皮膚科・クリニックを受診しましょう。

除去治療が必要なほくろの症状

「ほくろ」を治療によって取り除く必要がある場合とは、メラノーマなどの皮膚がんの可能性がある場合です。特に注意しなければならないメラノーマとほくろの見分け方としては、日本医科大学も紹介している「ABCDEルール」があります。

1.A(Asymmetry):対称性通常のほくろは左右対称ですが、メラノーマの場合には左右非対称でいびつな形をしています。
2.B(Border):境界普通のほくろは輪郭が明瞭ですが、メラノーマはギザギザしていたり不明瞭です。
3.C(Color):色普通のほくろは黒色・茶色で均一な色をしていますが、メラノーマは中央だけ濃いなど色ムラがあります。
4.D(Diameter):直径メラノーマの直径は6mm以上と大きなケースが多いです。
5.E(Evolving):変化普通のほくろは成長したり変化したりすることは稀ですが、メラノーマは形状・大きさ・色に変化があります。

この5つのルールに当てはまる場合、悪性腫瘍のメラノーマである可能性があり、除去治療が必要なため、速やかにクリニックを受診しましょう。

ほくろの診断方法について

ほくろの診断方法について

「ほくろ」が切除治療の必要な病変・疾患であるかどうか鑑別するためには、クリニックでの診断が必要です。ほくろか悪性腫瘍かを病院で調べる方法としては、拡大鏡のダーモスコピーを使った検査と、メスで組織を切って調べる病理検査の2種類があります。以下、この2つの診断方法について解説します。

ダーモスコピー

ダーモスコピー検査は、ほくろなど皮膚の病変を観察して見極めるための診断方法です。具体的には、メスで切るのではなく、ダーモスコピーという拡大鏡で皮膚表面を10~20倍に拡大して観察します。皮膚の腫瘍が、良性の「単なるほくろ」か悪性の腫瘍かを判断する際に用いられます。特に、メラノーマとほくろの判別には有効です。

ダーモスコピーは、光の反射を抑え、皮膚を鮮明に観察できるのが特徴です。皮膚の奥まで透過できる仕組みになっていて、メラニン分布や血管の形などまで確認できます。従来は、肉眼で観察するのが一般的でしたが、拡大鏡・ダーモスコピーを使うことで診断の精度が格段に向上しました。

メスで切除するわけではなく、痛みや副作用もないため、安心してほくろか病気かの診断を受けることができます。ただし、悪性腫瘍の確定診断はできないため、疑いがある場合には切除を伴う「病理検査」へと進むこととなります。

病理検査

病理検査とは、生検とも呼ばれ、ほくろのような腫瘍が良性のものか悪性のものかを確定診断するために行われる検査です。特に、ほくろに似た悪性腫瘍・メラノーマなど皮膚がんが疑われるケースに有効です。

病理検査では、ほくろの組織をメスなどで切除して採取し、顕微鏡などで詳しく分析します。拡大鏡によるダーモスコピー検査はすぐに結果が分かりますが、病理検査の場合には1~2週間後に診断結果が出た後、追加治療が必要かどうかが判明します。

切除するのはほくろの一部か全体ですが、いずれの場合も局所麻酔を使用するため、過度に心配する必要はありません。最初は病理検査ではなくダーモスコピー検査が行われるのが一般的のため、切られるのを恐れずにクリニックを受診しましょう。

ほくろの治療法

ほくろの治療法

ほくろやほくろに似た病変を治療する方法には、大きく分けて2種類のものがあります。炭酸ガスレーザーによるメスを使わない治療法と、電気メスなどによる外科手術による治療法です。以下、これらを詳しく解説しますので、治療を検討している人は参考にしてください。

炭酸ガスレーザーによる治療

ほくろ治療施術の1種は、炭酸ガスレーザー法と呼ばれるものです。これは、レーザーを用いて、細胞を蒸発させて焼き切ることで治療します。切除というよりも、削り取るイメージの方が正確です。メスで切り取る場合と比べると、出血などが少なくダウンタイムも短くなります。サイズによりますが、5mm以下なら1万円以下の料金で治療を受けられます。

【銀座美容クリニックの炭酸ガスレーザー治療 料金表】

メニュー価格
2mm以下4,500円(税込)
3mm以下6,500円(税込)
4mm以下8,500円(税込)
5mm以下10,000円(税込)
7mm以下13,000円(税込)
10mm以下17,000円(税込)
15mm以下21,500円(税込)
20mm以下25,500円(税込)
25mm以下29,000円(税込)
30mm以下32,000円(税込)

※上記料金に加えて別途施術料が4,000円必要です。
※2025年3月時点
※詳細は銀座美容クリニック料金表をご覧ください。

銀座美容クリニックでは、炭酸ガスレーザー法にフラクショナル施術を組み合わせて治療しています。フラクショナルとは、「点状」を意味し、皮膚に小さな穴を開けて皮膚の再生(ターンオーバー)を促します。

ダウンタイムをより短くしたいと思っている人は、以下の記事を参考にしてみてください。

【関連記事】京都で炭酸ガスレーザー&フラクショナルなら銀座美容クリニック京都院 | ホクロやイボの除去やニキビ改善に

電気メスによる切除治療

ほくろが悪性腫瘍の可能性が高い場合や、直径が6mm以上で大きい場合には、電気メスを用いた外科手術である切除縫合法が用いられます。その名の通り、メスを使って患部を切除して、その後に縫合する治療法です。

大きなサイズにも対応できて、根が深い病変でも切除可能で、再発リスクも抑えられます。しかし、傷跡が目立つ場合もあり、炭酸ガスレーザーを用いた方法と比べるとダウンタイムも長いというデメリットがあります。

ダウンタイムを少しでも短くしたい方は、銀座美容クリニックが行っているエクソソーム点滴を受けるという方法があります。ダウンタイムが心配な方は、以下の記事を参考にしてみてください。

【関連記事】美容施術のダウンタイムには、組織修復を促すエクソソーム点滴がおすすめ!

まとめ

気になるほくろがある場合には、ほくろの種類とほくろに似た病変の種類、両者の区別方法を知っておくことが大切です。もしメラノーマの初期症状に当てはまる場合には、クリニックに行って診察してもらいましょう。

単なる良性腫瘍のほくろの可能性が高くても、見た目が気になる人はクリニックで治療してもらうとよいです。ほくろを炭酸ガスレーザーで切除して、見た目に自信をつけている人はたくさんいます。ほくろが気になっている人は、カウンセリングだけでも受けてみるとよいでしょう。

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