フォトフェイシャルをやめるとどうなる?10年後老けるのかなど効果や危険性を紹介

フォトフェイシャルはシミや小じわ、毛穴の開きなどのさまざまな肌の悩みに対して効果のある美容施術です。フォトフェイシャルは広い範囲の施術ができること、肌の内側に働きかけて自身の力で健康的なお肌を作ることができることがメリットといえるでしょう。

では、フォトフェイシャルをやめてしまうとお肌はどうなってしまうのでしょうか。本記事では、フォトフェイシャルの効果や危険性、やめた場合に老けてしまうのかなど、フォトフェイシャルについて知りたい情報を紹介していきます。

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フォトフェイシャルとは

フォトフェイシャルは、年齢を重ねることで起こるシミやくすみ、小じわ、ハリ、毛穴の開きなどの改善が期待できる美容施術です。それぞれの症状を改善するだけでなく、コラーゲンを作り出す線維芽細胞の働きを活性化させ、ふっくらと弾力のある健康的な肌を取り戻すことができます。

シミやそばかすなどの肌トラブル改善というと、レーザー治療を思い浮かべる方も多いでしょう。フォトフェイシャルは、IPL(Intense Pulsed Light)という光でお悩みの改善をする施術で、レーザーとは異なった治療法です。

フォトフェイシャル協会によると、フォトフェイシャルの光はレーザーとまったく異なる特性があるため、カウンセリングを受けて希望や症状に合った施術を受けることが大切であると言及しています。フォトフェイシャルが気になったら、まずはクリニックで自身の症状を相談して、適切な治療を受けましょう。

参照:フォトフェイシャル協会HP「フォトフェイシャルとは」

フォトフェイシャルとレーザー治療の違い

フォトフェイシャルとレーザー治療は両方ともシミやそばかす、肝斑に効果が期待できるため、これらの悩みを解消したいと考える方によく比較される美容治療法です。日本皮膚科学会や日本美容皮膚科学会の治療指針でも、シミや老人性色素班に対してレーザーや光治療(IPL)を推奨する趣旨が明記されています。

2つの施術の違いは、フォトフェイシャルはお顔全体に光を照射、レーザー治療は部分的な肌悩みに対してレーザーを照射することです。レーザー治療で使用するレーザーはメラニン色素にのみ反応するため、レーザーを当てた部分のメラニン色素は破壊され、シミが改善して肌本来の色味を取り戻します。

対してフォトフェイシャルで照射するIPLは、メラニン色素だけでなく毛細血管にもダメージを与えて、シミやそばかすだけでなく赤ら顔などの肌悩みを改善します。さらにこのIPLはコラーゲンを産生している線維芽細胞にも働きかけ、お肌の内側からハリを取り戻すことができるのです。

レーザー治療はシミなどの局所的な悩みを解消する施術ですが、フォトフェイシャルはシミだけでなく赤ら顔や毛穴開きなどのさまざまな肌悩みを一気に解決してくれる美容施術です。

フォトフェイシャルをやめるとどうなる?

フォトフェイシャルをやめると、次のような悩みが発生します。

  • 新しいシミが発生する
  • 肌のハリが低下する
  • ニキビが再発する
  • 毛穴の目立ちが再発する
  • 赤ら顔の再発する

それぞれ詳しく解説していきます。

新しいシミが発生する

フォトフェイシャルはIPLを照射してメラニン色素にダメージを与えることで、シミやくすみの改善をします。さらに、フォトフェイシャルにはメラニン色素が作り出されるのを抑制する働きもあるため、シミやそばかすができにくい肌を目指すことができます

しかし、フォトフェイシャルをやめてしまった後に新しくできるシミを予防することまではできません。シミがない肌を維持したいと思ったら、定期的なフォトフェイシャル施術が必要です。

肌のハリが低下する


肌のハリや弾力には、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が必要で、これらの成分は皮膚の真皮層にある線維芽細胞が生成しています。美肌のために重要な線維芽細胞は年齢とともに減少してしまうため、年齢を重ねて肌のハリがなくなったと感じる方が多いでしょう。

フォトフェイシャルには、この線維芽細胞を刺激して活性化する効果があります。活性化された線維芽細胞はコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を産生して、肌の内側からふっくらとハリを取り戻す仕組みです。

しかし、フォトフェイシャルをやめてしまうと、活性化された線維芽細胞も時間の経過とともに減少してしまい、お肌のハリは徐々に低下してしまうでしょう。

ニキビが再発する

フォトフェイシャルには、ニキビの原因菌である「アクネ菌」を殺菌する作用、皮脂の分泌を調整する作用があります。アクネ菌は皮脂を栄養にして増殖しますが、フォトフェイシャルによって皮脂の分泌をコントロールされると増殖できなくなり、さらに殺菌効果によってニキビ自体ができにくくなります。

さらにフォトフェイシャルは皮膚の炎症を軽減することもできるため、ニキビによる炎症の改善も期待できます。フォトフェイシャルによってニキビを防ぐことができますが、日常生活の中でも適切なスキンケアと食事に気を付けていきましょう。

もし、フォトフェイシャルをやめてしまうとフォトフェイシャルの抗菌作用、消炎効果、皮脂分泌の調整の3つの作用がなくなるため、ニキビが再発することが予想されます。

毛穴の目立ちが再発する

毛穴が目立つ原因には以下のものがあげられます。

  • 皮脂の過剰分泌
  • 乾燥
  • 加齢

フォトフェイシャルは皮脂の分泌を調整することができるため、皮脂が過剰分泌することによる毛穴目立ちに効果が期待できます。また、乾燥や加齢による毛穴開きに対しては、フォトフェイシャルの線維芽細胞を活性化する効果が役立つでしょう。

線維芽細胞が活性化することで産生されるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、肌の乾燥を改善します。また、肌の内側からハリが出ることで開いた毛穴が目立たなくなるでしょう。フォトフェイシャルをやめてしまうと、これらの効果は徐々に失われて毛穴が目立ってきてしまいます。

赤ら顔が再発する

赤ら顔とは、顔に赤みを帯びている状態が続くことです。赤ら顔の原因には、肌の表面に近い場所にある毛細血管が拡張して血液の流れが透けて見えることや、乾燥によってお肌のバリア機能が低下してしまい炎症が起きたことがあげられます。

1つめに、フォトフェイシャルには毛細血管の拡張を抑える作用があります。毛細血管が収縮すると、今まで透けて見えていた血液の流れが見えなくなるため、顔の赤みが解消されるでしょう。

2つめに、フォトフェイシャルには炎症を抑える作用があります。炎症が原因で赤ら顔になっている場合は、抗炎症作用によって解消されるでしょう。そして、炎症の原因であるバリア機能の低下に対しても、フォトフェイシャルを当てることで改善することができます。

しかし、フォトフェイシャルをやめるとこれらの効果を得ることができないため、赤ら顔が再発してしまうことが予測されます。

フォトフェイシャルは継続する必要はある?

フォトフェイシャルは広範囲の肌悩みに効果があり、お肌の負担が少なくほかの施術に比べてダウンタイムがほとんどないことがメリットの治療法です。さまざまな肌の悩みに効果があるフォトフェイシャルですが、これらの悩みは1回施術しただけで劇的に効果を感じられないこともあります。確実に効果を感じるためには、複数回の治療が必要です。

さらに、効果を実感し続けたいと思ったら、フォトフェイシャルを続けることが大切です。フォトフェイシャルをやめてしまうと、今まで感じていた効果を実感できなくなるだけでなく、新たな肌悩みも出てきてしまう可能性があります。

フォトフェイシャルは、定期的な施術で肌の代謝を向上し、ターンオーバーを整えて肌の中から改善をめざす美容施術です。美肌を維持したいと思ったら、フォトフェイシャルを定期的に受けるのがよいでしょう。

フォトフェイシャルをやめると老ける?

フォトフェイシャルをやめることで老けるといわれる原因は、今まで受けていたフォトフェイシャルの効果を受けることができなくなるからです。

1つめに、フォトフェイシャルによってシミの改善は期待できますが、新たにできるシミの予防まではできません。フォトフェイシャルを続けている間はシミのない若々しい肌だったのが、やめてから新しいシミができて老けて見えることがあるでしょう。

2つめに、小ジワやハリ、毛穴の目立ちもフォトフェイシャルをやめることで、徐々にその効果を失っていきます。フォトフェイシャルをやめることで元の状態に戻ってしまうということはありませんが、肌の老化は日々進んでいくため老けて見えてしまう可能性はあります。

フォトフェイシャルで失敗しないための注意点

フォトフェイシャルで失敗しないための注意点はこちらです。

  • 適切なケアをする
  • 適切な頻度で施術をする
  • 美容クリニックで受けるのがおすすめ

それぞれ詳しく解説していきます。

適切なケアをする

フォトフェイシャルの施術後の肌は、バリア機能が低下して乾燥しやすく敏感になっています。適切なケアで肌を守りましょう。

乾燥に対しては、乳液やクリームなどで保湿を入念に行います。洗顔や水分の拭き取りの際にも、肌をこすらないよう気を付けることが大切です。また、外出時は日焼け止めや日傘などで、紫外線対策をしっかりとしましょう。

適切な頻度で施術をする

フォトフェイシャルの施術頻度は、お肌の「ターンオーバー」の周期である28日を目安に、1か月に1回程度の施術がおすすめです

フォトフェイシャルの施術後は、一時的にシミが濃くなってしまうことや、肌に炎症が生じることがあります。それらの症状はターンオーバーの周期である28日間で落ち着くといわれていますが、それよりも短い周期でフォトフェイシャルを繰り返すと、肌の修復能力が追いつかずに新たな肌荒れやトラブルが起こる可能性が高くなります。また、お肌の状態によって施術間隔が変更する場合もあるため、適切な間隔を医師に確認しましょう。

美容クリニックで受けるのがおすすめ

フォトフェイシャルは、美容クリニックとエステサロンのどちらでも受けることができます。しかし、美容クリニックとエステサロンで受けるフォトフェイシャルには大きな違いがあります。

まず、1つめの違いは出力です。美容クリニックとエステサロンでは使用する機器が違い、美容クリニックの方が高い出力で施術をすることができます。そのため、美容クリニックの方がエステサロンよりも高い効果を実感できるといえるでしょう。

2つめの違いは、波長です。お肌の悩みによって波長を変更することで効果を実感しやすくなるため、美容クリニックでは医師の指示によって波長を変更することができます。このことから、肌悩みに合わせた施術を受けられるのはエステサロンよりも美容クリニックだといえます。

3つめの違いは、施術費用です。エステサロンは美容クリニックに比べて施術費用が低価格なところが多いですが、効果を感じるには美容クリニックよりも施術回数が必要です。そのため、合計金額はエステサロンでも美容クリニックでもほとんど変わりません。

これらのことから、医師の指示のもと適切な施術を受けられるのはエステより美容クリニックだといえるでしょう。

フォトフェイシャルの効果について

ここからは、フォトフェイシャルの効果と、どのくらい効果が持続するかについて解説していきます。また、フォトフェイシャルのデメリットについても紹介するため、ほかの施術と検討中の方はぜひ参考にしてください。

フォトフェイシャルが効果を発揮する肌悩みはこちらです。

  • シミ
  • くすみ
  • 毛穴開き
  • ニキビ跡
  • お肌の色むら

フォトフェイシャルは、メラニンや毛細血管など肌悩みの原因に対してダメージを与えて改善をします。さらに、線維芽細胞を活性化することで、肌の内側からふっくらとしたハリのある若々しい肌を作ることができる仕組みです。

肌トラブルの中でも、ニキビ跡は自然治癒が難しい悩みの1つですが、フォトフェイシャルはこのニキビ跡にも効果が期待できます。フォトフェイシャルの抗炎症作用、メラニン色素にダメージを与えて改善する作用から、ニキビ跡の赤み、色素沈着をにもアプローチします。さらに、ターンオーバーを促進させて肌の質感を滑らかにすることで、ニキビ跡のクレーターを目立たなくさせる仕組みです。

フォトフェイシャルではさまざまな肌悩みを解決し、透明感のあるみずみずしいお肌を手に入れることができる美容施術といえるでしょう。

フォトフェイシャルの持続効果

一般的にフォトフェイシャルの効果は半年から1年ほどといわれています。治療効果を実感し続けるためには、定期的な間隔で施術を受けることが大切です。

フォトフェイシャルのデメリット

フォトフェイシャルのデメリットは以下の通りです。

  • 肝斑を悪化させる可能性がある
  • 一時的にシミが濃くなる
  • 日焼け肌に施術ができない
  • 効果維持するには定期的な通院が必要

フォトフェイシャルはさまざまな肌の悩みへの効果に期待できますが、肝斑は悪化させてしまう可能性があるため注意が必要です。クリニックで医師の診察を受けることで、フォトフェイシャルが適しているか確認できます。

また、シミに対しての施術では、照射後にメラニン色素が浮き出てきて一時的にシミが濃くなってしまうこともあります。浮き出たシミはかさぶたになり1週間ほどで自然とはがれ落ちますが、一時的にシミが濃くなることを理解した上で施術を受けましょう。

フォトフェイシャルはダウンタイムがほとんどない施術ですが、赤みやかゆみなどの症状が出てしまうこともあります。また、日焼けしている肌はやけどのリスクがあるため、施術ができないことも少なくありません。そのため、夏に施術を受ける時は日焼け対策に注意しましょう。

参照:Stellar M22 IPL モデル 美容医療診療指針 日本美容外科学会会報2020

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