フォトフェイシャルは、肌トラブルを解消して肌を健康な状態を整える効果が期待できる美容施術です。施術後は美肌が期待できるフォトフェイシャルですが、その反面「ビニール肌になる」という節もあります。
ビニール肌という言葉は聞いたことあるけれど、具体的にどのような状態なのかいまいち理解していない人もいるでしょう。
果たして、ビニール肌とはどのような症状なのか、そしてフォトフェイシャルはビニール肌になる可能性がある施術なのでしょうか。
今回は、フォトフェイシャルとビニール肌の関係性・ビニール肌の定義・フォトフェイシャル施術を受けてビニール肌を回避するための対策などについて、詳しく解説します。
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フォトフェイシャルとは
フォトフェイシャルとは、肌トラブルの改善・美肌効果が期待できる美容施術です。専用の医療機器から照射される特殊なフラッシュライトを肌にあてることによって、肌トラブルを改善します。
フォトフェイシャル施術で使用するフラッシュライトは、多くの肌トラブルの原因であるメラニン色素やヘモグロビンに影響を与えるため、あらゆる肌トラブルの改善効果に期待できます。
肌トラブルの原因にアプローチするだけでなく、コラーゲン生成を促進させるのもフォトフェイシャルの特徴です。コラーゲン生成のための細胞を活性化させることによってコラーゲン生成も促進され、それにより肌環境を整え美肌の実現が期待できます。
クリニック以外のエステサロンでも同様の名称の施術を行っているところもありますが、クリニックで行っているフォトフェイシャルは、医療行為です。クリニックでのフォトフェイシャルは、有資格者による安全性の高い施術方法なので、初めての方でも安心して施術を受けられます。
フォトフェイシャルの効果
フォトファイシャルで期待できる効果の一つが、肌のハリ改善・小ジワ除去です。肌の老化は、美肌成分と呼ばれているコラーゲンの減少が原因として考えられています。フォトフェイシャルが照射するフラッシュライトは、線維芽細胞を活性化させる効果があり、それによりコラーゲン生成の促進が期待できます。
シミやそばかす、肌のくすみなどにも効果が期待できるのも、フォトフェイシャルの特徴です。これらの肌トラブルは、肌のターンオーバーが低下して黒色メラニン色素が肌の深層部に沈着することにより起こる症状です。沈着してしまった色素は肌の深層部にあるため除去することが難しく、肌を洗っても取れません。
フォトフェイシャルを照射すると、肌のターンオーバーが促進されてそれにより肌の深層部に定着したメラニンが剥がれて、肌の表面に浮き出てきます。後はターンオーバーによって古い皮膚とともにメラニンは自然に消えてしまうので、肌のくすみなども解消できます。
また、赤ら顔、ニキビ跡の赤みの改善効果が期待できるのも、フォトフェイシャル施術の特徴です。これらの症状は毛細血管の拡張による血流の活性化ですが、フラッシュライト照射により毛細血管が縮小し、症状が出にくくなります。
ビニール肌とは?
肌のトラブルの一種としてとらえられているのが、ビニール肌です。ビニール肌というとビニールのようにツヤツヤした肌をイメージするため、トラブルに該当するのかと疑問に思う人もいるでしょう。しかし、ビニール肌は肌トラブルの1つのパターンです。
ビニール肌とは、肌ケアにこだわる人がなりやすい症状で、角質除去をやり過ぎた結果、角層が薄くなり肌のキメが荒れてしまう状態を指します。
角層が薄くなると発生するのが、外部の刺激から肌を守るバリア機能の低下です。肌が敏感になり、赤み・肌荒れが起きやすくなります。またそのような状態になると起きるのが肌の内部の保湿力低下です。
ビニール肌は、表面がビニールのようにツヤツヤしているため、健康的な肌に見えます。そのため、肌環境が健康的なのか悪化しているのか見分けがつきにくいのが、ビニール肌の特徴です。
ビニール肌という言葉は、医学用語ではなく美容業界で使われています。
ビニール肌の主な原因
ビニール肌が起きてしまう原因は、下記の3つです。
- 過度なスキンケア
- 過度な角質ケア
- ターンオーバーの乱れ
上記3つのポイントの、それぞれの特徴について説明します。
過度なスキンケア
人によっては日頃から肌のケアを徹底している人もいるでしょう。そのような方で多いのが、洗顔時の汚れ残し・メイク残しを気にし過ぎるあまり、必要以上に洗顔・クレンジングをしてしまう例です。
確かに、汚れ・メイクの洗い残しがある場合、それが原因で肌が荒れます。しかし必要以上にゴシゴシと肌を洗うと強い摩擦で肌に負荷がかかり、皮脂が必要以上になくなり乾燥しやすくなるといった現象が起きます。
皮脂が多いと毛穴詰まりなどが発生しますが、それを防止するために必要以上に洗顔を頑張る・洗浄力の強い洗顔料を使用する人もいるでしょう。しかしそれをやると肌の潤いキープ・バリア機能の働きをする皮脂膜が薄くなってしまい、肌が乾燥しやすくなります。
肌荒れ・老化を防止するために、人一倍肌の手入れに気を遣った結果、ビニール肌になってしまうのです。
過度な角質ケア
角質ケア・毛穴ケアを頻繁にやっている場合も、ビニール肌を生み出す原因です。角質ケアはターンオーバーの調整・毛穴ケアは毛穴に詰まった角栓除去をして毛穴をきれいにする目的があり、どちらも美肌効果が期待できるケア方法です。
しかし必要以上にやり過ぎると角質が薄くなり、それによって起きるのが肌のバリア機能・保湿力の低下です。この状態になると、肌の潤いが不足して乾燥しやすくなります。
また肌を保護するバリア機能が弱まっているため、紫外線など外部からの刺激を受けると過剰に反応して肌がダメージを受けます。
ターンオーバーの乱れ
肌の代謝であるターンオーバーが正常に働かず乱れてしまうと、ビニール肌になりやすくなります。ターンオーバーが乱れる原因は、不規則な生活習慣です。
- 睡眠不足
- 偏った食生活(美肌のための栄養摂取不足)
- 運動不足
このような生活を続けて健康を外すると体のいたるところも機能がおかしくなり、それはお肌のターンオーバーも例外ではありません。角質膜の減少・皮脂の過剰分泌などが発生して、肌環境は悪くなる一方です。このような状態になると、肌の手入れだけをしても意味がありません。
ビニール肌の症状
ビニール肌になった際の主な症状は下記の2つです。
- 赤みやかゆみ
- 肌の老化
2つの症状についてそれぞれの特徴を説明します。
赤みやかゆみ
ビニール肌で起きやすい症状が、肌の赤み・かゆみです。これは肌のケアをやり過ぎた結果、角質層が薄くなっているためです。角質層が弱くなると肌のバリア機能が弱まってしまい、少しの刺激を受けるとすぐに赤み・かゆみが生じます。
肌の老化
ビニール肌は肌の老化も促進させます。ビニール肌は、角質層の減少により肌を守るバリア機能も低下している状態です。そのため、紫外線などの影響を受けやすくなり、肌内部も乾燥しているため、肌のハリがなくなりシワもできやすい肌環境になっています。
フォトフェイシャルでビニール肌になる?
肌トラブルを改善するために、フォトフェイシャル施術を検討している人もいると思います。そのような人は施術を受けて美肌になりたいと思う反面、ネットなどで見かけた情報のイメージで、「ビニール肌になったらどうしよう」と施術を受けようかどうか悩んでいる人もいるかもしれません。
結論からいうと、フォトフェイシャル施術を受けたことが原因で、ビニール肌になることはありません。フォトフェイシャルは、デリケートな部位である肌の専門家の手によって施術を行います。確かな知識とスキルを持った専門家が細心の注意を払って施術を進めるため、医師のアドバイスを受けたうえで施術を受ければ、ビニール肌が発生する心配はありません。
施術を受けてビニール肌になるという感想を持っている人は、間違った施術回数・間違った施術後のケアをしているからといっていいでしょう。フォトフェイシャル施術を受けてビニール肌にならないためのポイントは、次の段落で説明します。
フォトフェイシャルでビニール肌にならないための対策
フォトフェイシャル施術においてビニール肌を回避するためには、下記の4つのポイントを押さえる必要があります。
- 適切な頻度で施術をする
- 施術後に適切なケアをする
- フォトフェイシャルについての理解を深める
- ビニール肌の症状
この4つのポイントの詳細をそれぞれ説明します。
適切な頻度で施術をする
フォトフェイシャルは、肌トラブルの改善効果が期待できる施術です。そのため、短期間で何度か施術を受けて、少しでも早く効果を実感したいと計画している人もいると思います。しかし、いくら効果が実感しやすいからといっても、短期間で多くの回数の施術を行ってはいけません。
フォトフェイシャル施術で使用するフラッシュライトは、肌へ少しの刺激を与えるだけなので、スムーズに施術を受けられます。しかし、少しの刺激であっても必要以上に施術の回数が多い場合、そのダメージも蓄積されて、その結果大きなダメージになる恐れもあります。
そのダメージにより肌環境が正常でなくなってしまう可能性もあるため、医師が提示する適切な回数・期間を守らないといけません。
施術後に適切なケアをする
フォトフェイシャルは、施術後の適切なケアも大事です。施術後は、肌がデリケートな状態のため、少しの紫外線でダメージを受けやすい・乾燥しやすい肌環境になっています。紫外線対策・保湿ケアをしっかりと行い、肌の環境を良好にしておきましょう。
フォトフェイシャルについての理解を深める
フォトフェイシャル施術を受ける際は、施術のメカニズムを理解しておくことも大事です。フォトフェイシャルで使用するライトは色素に反応するため、肌に照射すると肌の深層部にある色素を表面に浮き上がらせる効果があります。
またフォトフェイシャルの光は基本的に肌に害はないですが、完全にダメージがないわけではありません。このような仕組みを知っておけば、施術後に赤みやかゆみ、かさぶたやシミが浮き出てきても「効果が出ている」という判断ができます。
3つの対策の内容については、施術前・施術後に医師からしっかりと説明があるため、医師の指導に従うことが大事です。注意点についての説明がない医師からの施術を受けた場合、肌環境が悪化する恐れがあるため、クリニック選びは評判などを調べておくことが重要です。
医師選びの重要性については、日本美容外科学会(JSAPS)の公式サイトでも説明しています。
参考:一般社団法人 日本美容外科学会(JSAPS)公式サイト「手術を受けるにあたって」
ビニール肌になったときの対処法
ビニール肌になったときの対処法は、下記の4つです。
- お肌への刺激を避ける
- 内部のケアも怠らない
- 保湿は丁寧に
4つの対処法はどのような内容なのか、4つそれぞれの具体的な内容について説明します。
お肌への刺激を避ける
肌ケアを過剰に行うと、肌に負担がかかります。洗顔・クレンジングをする際は、ゴシゴシと力強くこすらずに、肌を包むように優しく洗うように心がけましょう。
また汚れ・メイクをしっかり落とすために強い洗浄力の洗顔液などを使用している方もいるでしょう。しかし、洗浄力が強くても成分が肌の刺激になるため、肌に負担のかからない成分が配合された洗顔液を使いましょう。
また、外出する際は、紫外線などの外部の刺激を直接受けないように、肌の保護にも気をつけないといけません。
内部のケアも怠らない
肌のケアだけでなく体の内部のケアも怠らないことが大事です。睡眠不足や運動不足など健康的な肌に必要な栄養の摂取不足が続くと、肌環境のバランスも崩れてしまいます。
栄養バランスのとれた食事・十分な睡眠・適度な運動で汗をかくなど、健康的な生活を送ることが、ビニール肌防止・美肌づくりでは重要な要素です。
生活習慣が不規則だと自律神経が崩れて、質の高い睡眠が取れなくなります。規則正しい生活を送り自律神経を正常にさせることも大事です。
保湿は丁寧に
肌の乾燥を防止し潤いを保つために日頃から保湿は丁寧に行いましょう。使用する化粧水・美容液は、セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなどが配合されたものがおすすめです。これらの成分はもともと人体にあるものなので、浸透性が高い特徴があります。
また、肌に化粧水・美容液を塗布する際は、両手で優しく浸透させましょう。力をいれてやると肌の負担になります。
いくらフォトフェイシャル施術を受けても、日頃の肌ケアおよび日常生活を雑に送ると、肌の健康に良い影響を与えません。肌と健康のために丁寧な生活を送るように心がけましょう。
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