ポテンツァのマックームでニキビ跡改善!効果やおすすめの人を解説

ニキビ跡に悩み、何を試しても改善しないと感じている方に注目されているのが「ポテンツァ」と「マックーム」を組み合わせた治療法です。本記事では、ポテンツァの基本情報からマックームの効果、施術の流れや注意点までをわかりやすく解説します。

目次

ポテンツァとは?

ポテンツァとは、極細の針(マイクロニードル)を肌に刺しながら、高周波(RF:ラジオ波)を真皮層(表皮の内側の皮膚)に直接届ける美肌治療機器です。中でも「マックーム」という薬剤を使った施術が、クレーター状のニキビ跡や赤みに対して高い効果を発揮すると話題です。では、ポテンツァとは一体どんな施術なのか、詳しく見ていきましょう。

マイクロニードルRFによる美肌治療

ポテンツァは「マイクロニードルRF」という仕組みで肌を改善します。マイクロニードルとは、ごく細い針のことです。この針を肌に刺して、高周波(RF)を直接真皮層に届けることで、肌の深い部分に熱刺激を与えます。

この熱によって、肌のコラーゲンやエラスチン(肌のハリや弾力を保つために重要なタンパク質)の生成が活性化され、ハリのある肌に生まれ変わります。針を使うとはいえ、出血や痛みは最小限に抑えられており、ダウンタイムが短いのも特徴です。

ドラッグデリバリーシステムで薬剤を浸透

ポテンツァには「ドラッグデリバリーシステム」という機能もあります。これは、針で開けた微細な穴に、美容成分を直接送り込む技術です。クリームなどで塗る場合よりも深いところまで成分が届くため、効果が出やすくなります。

ニキビ跡改善を目指すときは、PLLA(後述のマックーム)などの再生成分を組み合わせると、より効果が高まります。

マックームの基礎知識

マックームは、ポテンツァで使用される専用の美容薬剤です。主成分はPLLA(ポリ-L-乳酸)という安全性の高い成分です。

PLLA成分の特徴と肌への作用

PLLAは体の中で分解される素材で、医療用の縫合糸などにも使われています。PLLAは、肌に注入されると、繊維芽細胞(せんいがさいぼう)を刺激してコラーゲンの生成を促します。コラーゲンは肌のハリを支える重要な成分で、これが増えることで、ニキビ跡の凹凸がなめらかになっていきます。

マックームがコラーゲン生成に与える影響

マックームを肌に届けることで、2〜3カ月かけてコラーゲンがゆっくりと増えていきます。注入直後に大きな変化が出るわけではありませんが、時間をかけて肌が内側から再生されるのが特徴です。効果は長期間持続しやすく、複数回の施術でより高い効果が期待できます。

マックームとエクソソームの違い

マックームとエクソソームは、どちらもポテンツァと併用して使用できる薬剤ですが、効果や適応症状に違いがあります。マックームはコラーゲン生成を促し、肌のハリや弾力、凹凸の改善に効果的です。一方、エクソソームは肌細胞の活性化を促し、ターンオーバー促進やエイジングケアに効果的です。

ポテンツァのマックームのニキビ跡改善効果

ポテンツァとマックームの組み合わせは、ニキビ跡の治療に効果的とされています。

クレーター・色素沈着・赤みへの効果

ニキビ跡にはさまざまな種類があります。クレーター状の凹みには、ポテンツァの針刺激とマックームのコラーゲン増生効果が有効です。赤みにはRFによる血流改善が、色素沈着には皮膚の代謝促進が効果を発揮します。複数の悩みが重なる場合でも、アプローチを変えることで改善が見込めます。

実感できるタイミングと治療期間

効果を実感し始めるのは、施術から2週間〜1カ月後が目安です。特にPLLAは時間をかけて成分が働くため、肌の変化はゆっくり現れます。効果のピークは2〜3カ月後とされ、3〜5回の継続治療が推奨されています。

症状別の治療適応

浅いニキビ跡には針の深さを浅く設定し、赤みが強い場合には出力を調整して刺激を抑えます。深いクレーターにはより深い針を使用し、マックームの注入量も増やすケースがあります。診察で肌状態を見極め、症状にあわせた施術が行われます。

施術の流れと治療回数の目安

ポテンツァのマックーム治療は、初めてでも安心して受けられるように、流れが整えられています。ここでは、予約から施術、アフターケアまでの流れを紹介します。

予約〜カウンセリングの流れ

施術はまず予約から始まります。カウンセリングでは、医師が肌の状態や悩みを確認し、最適な針の深さや薬剤を提案します。肌状態や過去の治療歴などを丁寧にヒアリングしたうえで、治療方針が決定されます。初回はカウンセリングのみで終わる場合もあります。

実際の施術ステップと所要時間

施術当日は、洗顔のあとに麻酔クリームを塗布します。十分に時間を置いたあと、ポテンツァでの施術が開始されます。施術時間は部位や内容により異なりますが、顔全体で約20〜30分が目安です。施術後はクーリングや保湿ケアを行い、肌を落ち着かせて終了します。

治療頻度とメンテナンスの必要性

治療の頻度は1カ月おきに3〜5回行うことがおすすめです。症状や目指す改善度によって回数は変わります。効果を維持するためには、年に1〜2回のメンテナンス治療が推奨されます。定期的な施術により、コラーゲンの維持と肌質改善が継続できます。

ポテンツァの針の深さとチップ選び

ポテンツァは、針の深さやチップの種類によって、得られる効果が変わります。ここでは、ニキビ跡改善に適した設定を紹介します。

ニキビ跡に効果的な針の深さ

ニキビ跡治療では、真皮層に届く深さ(おおよそ0.8mm〜2.5mm)の針が用いられます。クレーターが深い部分にはより深く、浅い部分には浅めの針を使用することで、適切に作用します。針の長さは症状ごとに調整され、痛みや出血を最小限に抑える工夫がされています。

ポンピングチップの使用とそのメリット

ポンピングチップは、薬剤を均一に肌に届けるための専用パーツです。一定の圧力で薬剤を押し出す仕組みになっており、ムラなく成分が浸透します。特にマックームのような再生系薬剤では、均等に行き渡ることが効果を左右するため、ポンピングチップの使用が推奨されます。

ポテンツァのマックーム料金相場

ポテンツァにマックームを加えた治療の料金は、1回あたり5〜10万円が目安です。使用する薬剤量や治療範囲によって価格は変動します。また、3回コースや5回コースで割引が設定されているクリニックもあります。初回限定価格を設けているケースもあるため、事前に確認すると安心です。

以下は、銀座美容クリニック京都院の料金表です。

種類価格
Sチップ(ドラッグデリバリーなし)55,000円(税込)/回
CPチップ(ドラッグデリバリーあり)66,000円(税込)/回
オプション
エクソソーム※CPチップでのみ選択可+11,000円(税込)/回
マックーム※CPチップでのみ選択可+22,000円(税込)/回
ジュベルック or PRP※CPチップでのみ選択可+33,000円(税込)/回
表面麻酔+3,000円(税込)/回
成長因子パック+1,500円(税込)/回
表面麻酔+成長因子パックセット+4,000円(税込)/回
Sチップ
3回コース165,000円(税込)
6回コース330,000円(税込)
12回コース660,000円(税込)
CPチップ
1回66,000円(税込)/回
3回コース198,000円(税込)
6回コース396,000円(税込)
12回コース792,000円(税込)

参考:銀座美容クリニック京都院

ポテンツァのマックームはこんな人におすすめ

ポテンツァ+マックーム治療は、特に次のような悩みを持つ方に向いています。

繰り返すニキビ跡・毛穴の開きに悩む方

繰り返すニキビやその跡に悩んでいる方にとって、ポテンツァとマックームの組み合わせは根本的なアプローチになります。肌の深部から改善を目指せるため、表面的なケアでは不十分だった方にも適しています。

肌のハリや弾力を取り戻したい方

年齢とともに肌のハリが失われてきた方にも有効です。マックームのPLLA成分がコラーゲンを再生し、内側からふっくらとした質感を生み出します。エイジングケアにも応用できる治療法です。

他治療で効果が出なかった方

これまでレーザーやピーリングなどの施術で十分な効果を得られなかった方にも、ポテンツァとマックームは選択肢となります。針と薬剤を併用することで、より深い層までアプローチできる点が強みです。

施術後の注意点とケア方法

施術後の肌は非常にデリケートな状態です。正しいアフターケアを行うことで、トラブルを防ぎ、効果を高められます。

洗顔・メイク・入浴のタイミング

施術当日は洗顔やメイク、入浴は控える必要があります。翌日からはぬるま湯での洗顔が可能ですが、ゴシゴシ洗うのは避けましょう。メイクは48時間後からが目安とされ、肌の状態に応じて判断されます。

紫外線対策と保湿の重要性

施術後の肌は紫外線に敏感になっています。外出時は必ず日焼け止めを使用し、帽子や日傘などの物理的対策も行いましょう。

また、肌の回復には水分補給が欠かせません。保湿力の高いスキンケア製品を使い、乾燥から肌を守ることが重要です。

まとめ

ポテンツァのマックームは、ニキビ跡や毛穴の開きなどに悩む方にとって、新たな選択肢となる治療法です。マイクロニードルと高周波、薬剤導入を組み合わせたアプローチで、肌の深部から再生を促します。

クレーター、赤み、色素沈着といった複数の悩みに対応できるうえ、施術の流れも明確で通いやすいのが魅力です。肌悩みに悩まされている方は、専門の医師に相談のうえ、自分に合った方法を選んでみてください。

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