「ヒアルロン酸注射をしてみたいけど、実際の効果を知りたい」
「ヒアルロン酸の効果を長持ちさせる方法はない?」
このような悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。
当記事では、ヒアルロン酸注射の効果やメリット・デメリット、効果を長持ちさせる方法などを解説します。
ヒアルロン酸注射とは
ヒアルロン酸注射とは、保湿成分として知られるヒアルロン酸を顔などの各所に注入する美容施術のことです。ヒアルロン酸は、へこみを埋めてリフトアップしたり顔にハリを与えてくれたりという効果があります。元々は体内にある物質ですから、安全性が高くアレルギーや拒絶反応の心配もほとんどありません。
ヒアルロン酸注入は、ほうれい線や目の下(涙袋形成)、小鼻の横(鼻翼基部)などに注射することで、様々な悩みを解消できる効果がある施術です。
ヒアルロン酸注射の効果
以下では、ヒアルロン酸注射の7つの効果について解説していきます。様々な気になる部位に、多様な効果があるため自分の悩みに合っているか確認してみてください。
①肌にうるおいやハリを出してくれる
ヒアルロン酸は、保水力が非常に高い成分で、注射することで肌にうるおいを与えハリを出してくれる効果があります。ヒアルロン酸はわずか1gで6Lもの水分を貯めることが可能です。また、元に戻ろうとする弾性も強く、体内のへこみのある箇所にハリを与える効果があります。
ヒアルロン酸注射は、乾燥による諸症状に効果的にアプローチできる美容施術です。
②しわやたるみを改善する
ヒアルロン酸注射の効果として、顔のしわやたるみを改善してくれる点が挙げられます。しわやたるみは、一般的には加齢に伴って増えてきますが、ヒアルロン酸注射は効果的に目立たなくしてくれます。
ヒアルロン酸は、皮膚の内部に注入すると、中から表皮を持ち上げてくれます。この効果により、しわが消え、たるみも改善可能です。しわ・たるみは老けて見られる原因であるため、改善により若々しい印象に変えられます。
③ほうれい線を目立たなくする
ヒアルロン酸注入には、ほうれい線を目立たなく改善する効果があります。ほうれい線は加齢によって深くなりますが、若い人であっても、頬がふっくらしているなどの顔の特徴があると、目立つことがあります。ヒアルロン酸注射は、加齢が原因の方から、若い方のほうれい線にも対応可能です。
ほうれい線をより目立たせなくするには、ヒアルロン酸注射と糸リフトなど他の施術を組み合わせましょう。
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④目元のクマを消したり涙袋を作ったりできる
ヒアルロン酸注入の効果として、目元にできているクマを消してくれたり、目の下に涙袋を形成したりできます。クマは目の下がへこむことによりできやすくなります。ヒアルロン酸は内部から皮膚を支えてくれるため、目の下に注入するとクマを消去可能です。
目の下のぷっくらした部位を涙袋と呼びますが、ヒアルロン酸は涙袋の形成もできます。毎日涙袋メイクをしている人などにおすすめです。涙袋を作ると、顔全体が可愛らしくて立体感のある印象になります。
⑤唇をふっくらさせる
ヒアルロン酸注入には、唇をふっくらとボリュームアップする効果があります。他にも唇に注入する効果として、唇の縦じわをなくしたり、唇の輪郭を変えられたりする効果があります。アヒル口にしたい場合やM字唇にしたい場合にも効果的です。
ヒアルロン酸注射には、皮膚を下から支えてボリュームを出す以外にも、パーツを理想の形に形成する効果もあります。唇にコンプレックスがある場合には、ヒアルロン酸注射を検討してみてください。
⑥輪郭がシャープになる
ヒアルロン酸注入の効果として、輪郭をシャープにできるものがあります。輪郭をつくる顔のパーツ、たとえば顎や額やこめかみなどにヒアルロン酸注射をするとプチ輪郭形成ができます。ヒアルロン酸というと柔らかい液体のようなものをイメージするかもしれませんが、固めに仕上がるヒアルロン酸製剤もあります。
固めのヒアルロン酸を注入することで、様々なパーツを形成可能です。輪郭をシャープにするためには、個々人の顔の作りに応じてデザインを決定しなければならないため、一度クリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
輪郭にコンプレックスがある人は、ヒアルロン酸注射を検討してみてください。
⑦鼻が高くなる
ヒアルロン酸注射の効果として、鼻を高くできる効果があります。鼻筋にヒアルロン酸を注入すると、内側から皮膚を押し上げて鼻の高さを整形可能です。ただし、流動性が高く柔らかいヒアルロン酸製剤を使うと皮膚に押し負けてしまいます。
そのため、鼻を高くする施術の際には、固めのヒアルロン酸薬剤を利用するケースが多いです。鼻筋にヒアルロン酸を入れて高くすると、小鼻(鼻翼)も小さく見えます。ヒアルロン酸を入れると、鷲鼻を修正したり、小鼻の横のへこみを埋めたりすることも可能です。理想の鼻にするために、カウンセリングで相談してみましょう。
ヒアルロン酸注射のメリット
以下では、ヒアルロン酸注射にはどのようなメリットがあるのかを紹介します。魅力的な利点があるかどうか確かめましょう。
①ダウンタイムがほとんどない
ヒアルロン酸注射は、その効果の割にダウンタイムがほとんどない点がメリットです。メスのように切開したり、シリコンなどを挿入したりしないため、他の美容施術と比べると術後の経過が良好です。
具体的には、施術の直後に化粧をしてから帰ることも可能ですし、当日に入浴もできます。ダウンタイムが少ないため、平日の仕事帰りに施術してもらえますから忙しい人にも対応できます。
ただし、術後の副作用として、小さな内出血が出ることもあります。施術直後の激しい運動やサウナ・アルコールの接種は控えた方が良いでしょう。
②注射の後すぐに効果を実感できる
ヒアルロン酸注入のメリットは、注射をした後すぐに施術の効果を実感できる点です。ヒアルロン酸注射は即効性があると言われますが、実際に物理的に製剤を注入するため、施術直後から顔のパーツが変化します。
薬剤を注入する美容施術の中には、薬が効果を発揮するまで数日~数週間かかる施術もあります。ヒアルロン酸は施術直後に整形効果を実感可能です。
③施術の時間が短い
ヒアルロン酸を注入するメリットとして、施術にかかる時間が短い点が挙げられます。施術自体は注射をするだけであるため、5〜10分ほどで終わります。痛みを防止するために表面麻酔や笑気麻酔を使っても、30〜60分ほどしかかかりません(銀座美容クリニックでは麻酔はオプションで、別途麻酔料金が必要)。
施術後は様子を観察するために30分ほどクリニックに残る必要がありますが、それでも施術の時間が短いのは大きな魅力です。
ヒアルロン酸注射のデメリット
ヒアルロン酸注射には、メリットばかりではなくデメリットもあります。効果の持続期間が短い点と、副作用などの可能性がある点です。以下、詳しく説明します。施術を決断する前に、デメリットもしっかり把握・確認しておきましょう。
効果持続期間が短く定期的に打ち直す必要がある
ヒアルロン酸注射のデメリットの1つは、効果の持続時間が短くて定期的に注射を打ちなおす点です。注入するヒアルロン酸製剤の種類によっても効果持続期間は大きく異なりますが、短いものだと3か月、最長でも24か月(2年)で効果がなくなります。
ヒアルロン酸は徐々に身体の中に吸収され、消失してしまいます。当然、ヒアルロン酸注射による様々な美容効果もなくなるのです。ヒアルロン酸注射は効果が高いですが、定期的にメンテナンスする手間とお金がかかることは把握しておきましょう。
副作用が出ることがある
ヒアルロン酸注射のもう1つのデメリットとして、副作用が出てしまうことがある点が挙げられます。ヒアルロン酸注射は、他の施術と比べるとダウンタイムが短く安全な施術です。しかし、身体に針を刺して薬剤を入れるため、一定の確率で副作用が出てしまう場合があります。
副作用としては、内出血や腫れ・痛み、しこりの出現や合併症などがあります。内出血や腫れ・痛みは1〜2週間程度で自然に治りますが、しこりは場合によっては修正が必要です。合併症の可能性がある場合や副作用が強かったりすぐに治らなかったりする場合には、すぐに医師に診てもらいましょう。
ヒアルロン酸注射の危険性とは?
ヒアルロン酸注射は、身体に注射して薬剤を注入するという性質上、必ず一定のリスク・危険性があります。具体的には、以下のような症状が出る危険があります。
- 内出血や腫れ・むくみなどの副作用
- 皮膚からヒアルロン酸が透けて見えるチンダル現象
- 左右のバランスの乱れ
- 異物感
- 失明や注入した部分の壊死
左右のバランスが違っていたり、異物感があったり失明・壊死が発生したりする症状は、医師の技量・知識不足が原因です。経験不足だったりミスをしたりする医師に遭遇してしまわないように、担当する医師は慎重に選ぶ必要があります。
ヒアルロン酸注射にどんなリスクがあるのかについては、事前に行われるカウンセリングの段階でしっかりと説明責任を果たしてもらいましょう。
ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせる4つのポイント
がありますが、効果を長持ちさせるコツがあります。以下では、ヒアルロン酸注射の効果を持続させるための4つのポイントを紹介します。
①持続力が長いヒアルロン酸を選択する
長く消失しないヒアルロン酸製剤を選ぶことで、効果の持続期間も長くなります。ヒアルロン酸注射で注入するヒアルロン酸製剤には、様々な種類があります。数か月しか効果が持続しないヒアルロン酸もある一方で、2年間も効果が持続する製剤もあります。
ただし、効果の持続期間が長ければ良いというわけでもありません。部位によっては持続力が短いヒアルロン酸製剤の方が向いている場合もあります。自分の症状・特徴や注入する部位・希望する仕上がりやデザインなどに応じた製剤を選択しましょう。
②継続して施術してもらう
ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるコツとして、適度な間隔で繰り返し継続して注射してもらう方法があります。ヒアルロン酸は繰り返し注入することで、体内に吸収される早さが緩やかになる性質を持っています。繰り返すことで、患部周辺にヒアルロン酸吸収を妨げるコラーゲンの膜が形成されるからです。
③品質が優れたヒアルロン酸を選択する
ヒアルロン酸注入の効果を持続させたい場合には、効果の持続が長い良質な製剤を選択しましょう。高品質なヒアルロン酸製剤は、値段も高くなります。しかし、効果の持続期間を考えると、安上がりになる場合もあります。
ヒアルロン酸製剤の効果持続期間については、カウンセリングでしっかり説明してもらいましょう。
④実績を積んだ経験豊富な医師を選ぶ
医師の技量が高いとヒアルロン酸注射の効果も長くなります。一見関係ないようにも思えますが、技術力が低いとヒアルロン酸注入の部位や容量を間違えてしまい効果持続期間が短くなってしまう可能性があるからです。
上手な医師を探すためには、ウェブサイトを比較検討したり、複数のクリニックでカウンセリングを受けたりする必要があります。医師選びは、効果の持続だけではなく仕上がりの差・副作用の有無などに影響しますから慎重を期しましょう。
ヒアルロン酸注射を受ける上での注意点
ヒアルロン酸注射は、比較的安全な施術ですが、施術の前後に注意しなければならない点があります。以下のような人はヒアルロン酸注射施術を受けられません。
- 麻酔や薬剤へのアレルギーを持っている人
- 妊娠中・授乳中の人
- ステロイドや抗凝固薬を使っている人
- 自己免疫疾患の人
また、以下の行動は施術直後は避けて、数日待ちましょう。
- サウナや長時間の入浴
- 患部付近へのマッサージやエステ
- 強度の運動
- アルコール摂取
このような注意点を守らないと、合併症が起きたり副作用が出やすくなったりします。
ヒアルロン酸化粧水などを塗る効果はある?
塗るヒアルロン酸などの化粧品・美容商品が売ってありますが、ヒアルロン酸注射のような効果の持続力はありません。ヒアルロン酸は分子が大きく、肌の奥には浸透しません。ただし、肌の表面に塗ることで保湿は可能です。
サプリメントなど、飲むヒアルロン酸の効果についてはどうでしょうか。日本整形外科学会が、サプリメントの有効性は本人が判断して有効でないと感じたら飲み続けないように、とアドバイスしています。ヒアルロン酸の分子サイズの関係上、飲んでも体内には吸収されない点は塗るヒアルロン酸と同様です。
まとめ
ヒアルロン酸注射には、様々な美容効果があります。顔の気になるパーツを修正・整形可能ですし、顔全体の印象も大きく変えてくれます。有益な効果やメリットが多いヒアルロン酸注射ですが、持続期間が短い点と副作用の可能性がある点には注意が必要です。
ヒアルロン酸注射は、技術力が確かな医師に施術してもらえば、安全性も効果も高いです。しっかりカウンセリングを受けて、リスクや注意点も把握した上で、ヒアルロン酸注射に臨みましょう。
この記事で分からない点があったり自分の症状の場合について知りたい場合には、銀座美容クリニックのカウンセリングを受けましょう。